概要

はじめに

 立川地区では、県の学校・家庭・地域連携推進事業を活用し、令和4年度より立川みらい塾(かえるの学校)を発足しました。年間を通して、豊かな体験活動を提供することにより、ふるさとの良さを再確認するとともに、自己肯定感の育成、親子の絆を深める機会になればと考えています。

かえるの学校とは?

 かえるの学校の「かえる」には、生き物のかえるのほかに、次のような意味が含まれています。

1 内子の豊かな自然環境の中で育った子供たちが、将来、内子に帰る。

2 普段できない様々な体験に挑戦し、自分自身を変える。

3 親子で過ごすことで、親子の絆について振り返る。

4 山から染み出た湧き水が、田畑を潤し、川から海へ流れ、そして蒸発して雨となり、循環(還る)していくという自然の仕組みを学ぶ。

 かえるの学校は、スタートしたばかりですが、地域の大人が協力して、内子町の子供たちのために役立つ学びの場を提供していきます。

取組紹介

12月3日(土)収穫祭

2022年12月6日 10時37分

 これまで育ててきた米を使って収穫祭を行いました。この日は、肌寒く曇り空でしたが予定通り実施することができました。今回は、田植えや稲刈りに参加していただいた子供たちと保護者のみなさん、そして町内のALT・CIRのみなさんを招待しました。

 開会式に続き、さっそく活動開始です。同時進行ですが、大きく3つの活動がありましたので、順に紹介します。

 1 竹飯盒(たけはんごう)

 みなさん、竹でご飯を炊いたことがありますか?学校の裏山から切り出した孟宗竹を使って、新米を炊きます。節の部分を上手に加工して鍋の代わりに使用します。参加者は、炊飯用の器を作るため、のこぎりを使って竹に細工をしていきました。できあがった入れ物に、しばらく水につけておいたお米と水を入れて火にかけます。ご飯を炊くときは、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ」で火加減を調節していきますが、屋外で焚き木を燃やしての作業なので、少し焦げたものもありました。お茶碗の代わりに竹のお皿に炊きたてのごはんが盛られ、近くの方からご提供いただいた、うめぼし、奈良漬け、かぶら漬けなどの漬けものが添えられました。はしも竹を使って手作りしました。環境にもいい取組ですね。

 

 

  2 栗ぜんざい

 最初は、お汁粉の予定でしたが、地域の方から栗もあずきも提供いただき、大幅にランクアップ。いただいた栗がとても大きくてびっくりしました。色も真っ黄色で、本当においしそうです。ついたおもちを入れて完成です。

  

  3 もちつき

 本日のメインは、もちつきです。もち米を2日前から水に浸け、ふかしていきます。かえるの学校の田んぼで収穫したもち米を5升提供いただき、使わせていただきました。全部で3うすつきますが、1つは、サツマイモを混ぜて作ることになりました。サツマイモを混ぜると柔らかくて甘みのあるおもちになるのだとか。それに加えて、あんこも準備完了。みんなで協力して手際よく作業していきました。

    

 そして、米が蒸しあがったところでいよいよもちつき開始です。うすに投入されたもち米を杵でぐいぐい押し付けながら下準備をします。準備が整ったところで、まずはALT・CIRのみなさんに体験してもらいました。もちろん、もちつきは初めてという方ばかり。コツを教わりながら上手にぺったんぺったんともちをつくことができました。途中から子供たちも加わり、もちつきに挑戦です。結構、杵が重かったのですが、みんな楽しそうにもちつきを体験することができました。

 もちつきの際、杵でもちをつくのはもちろんですが、返し手の存在も重要です。返し手は、もちを端の方からもちあげながら中央へ押し込み、全体がつきあがるように調整する係です。この作業、結構熱くてたいへんなのです。おまけに、杵係とのリズムが狂うともちではなく手をつかれてしまいますからね。今回の返し手の作業は、主に本校の校務員さんが担当していただきました。ありがとうございました。

     

       

 つきあがったもちは、ちょうどよい大きさに取り分けて、丸めたり、あんこ入りのものを作ったりしました。出来たてのおもちは、とてもおいしかったです。

  

 こうして、みんなで手分けしながら完成した竹飯盒のごはん、おもち、栗ぜんざいをいただきました。今回の収穫祭では、今まで以上に地域の方に協力していただき、新しいつながりもできました。みんなの思いは一つで、子供たちの笑顔のためにがんばっていただきました。会話も弾み、おいしいものを食べると自然と笑顔がこぼれていました。また、今回のイベントには、内子町に来ている外国人のみなさんが参加していただいたので、国際色豊かな活動となり、普段、静かな立川小学校が活気に満ちた空間となりました。

<参加者の感想>

「とても楽しかったです。初めて竹でごはんをたく器を作るなど貴重な体験ができて参加してよかったです。おもちつきも幼稚園の時以来なので、友達と一緒にできて楽しかったです。(児童)」

「今日は、おもちつきや竹でごはんをたいたりしてすごく楽しかったです。竹でおはしをつくるときは、少しむずかしかったけど、初めて作って楽しかったです。ごはんもおいしかったです。(児童)」

「一年を落として季節の移り変わりを感じることのできる行事で良いと思います。地域の方たちの協力をひしひしと感じ、感謝の一日でした。竹の箸つくり楽しかったです。子供たちも熱心に取り組んでいました。ALTの先生方の参加で国際色豊かになり、温かい雰囲気で良かったです。日本の文化をお伝えする良い機会だなと思いました。(保護者)」

 「とても楽しい活動でした。竹を切るところからスタートとは思っておらず、ワクワクしていたようです。助けてもらいながらも自力で完成させ、ご飯も炊いてとても楽しそうでした。久しぶりにした親子活動で、とても良い思い出になりました。長く続くといいなと思います。次回も楽しみにしています。(保護者)」

  次回は、炭焼き体験を計画しています。こちらも楽しい活動になること間違いなしです。